最近の記事一覧
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2016/09/15 経営
融資に不利になる「公私混同はしない」
銀行は、「仮払金」や「役員貸付金」が多額にある会社を警戒します。 というのも、これらが多額にある会社は、どんぶり勘定であることが多く、融資しても返済不能となる確率が高いと判断されるからです。 「仮払金」は、旅費などの未精算の経費や、使った内容がまだ判明していないもの、役員…
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2016/09/14 経営
在庫、売掛金に対するコスト意識
売上が増加し企業が成長するにつれ、在庫や売掛金は増えていく傾向にあります。またその逆で、現金預金は減少していく傾向にあります。 この要因は、在庫や売掛金などの資産が現金化されるまでに時間がかかるからです。売上が増えても現金化されるまでに時間がかかる資産が増えてしまうと、当…
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2016/09/13 税務
在庫の消費税はどうなる?(免税事業者から課税事業者になった場合)
次の3つに該当する事業者の消費税の計算については、特に注意が必要です。新たに消費税の課税事業者となる簡易課税での申告ではない前年より繰り越してきた在庫がある 消費税は、基準期間(個人の場合には前々年、法人の場合には前々事業年度)の課税売上高などによって、消費税の課税事…
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2016/09/12 経営
まずは粗利益を稼ぐことを考える
粗利益とは、売上高から、その売上を上げるために直接要した経費、つまり仕入などの売上原価を差し引いた利益です。損益計算書では売上総利益と表示されています。 【算式】 売上高 - 売上原価 = 粗利益(売上総利益ともいう。) 粗利益は、企業活動の原資となるものですから、粗利…
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2016/09/09 起業
融資は起業後よりも起業時に
夢や希望をもって起業しようとする方と仕事柄話す機会がよくあります。もちろん最大のテーマは資金についてです。多くの方が資金集めに苦慮されているわけですが。親の援助を借りてでも何とか自己資金を集めようと躍起になる方もいらっしゃいます。 起業時には当然売上が上がっていないわけで…
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2016/09/08 税務
親の土地に子供が家を建てたらどうなる?
親が所有している土地に子供が家を建てるとなると贈与税で何か問題が出てくるのではないか?そう疑問に思う方も多くいらっしゃいます。通常、誰かから土地を借りてその上に建物を建てる場合には、借り手が地主に対して地代を支払います。また、権利金の支払が一般的となっている地域においては…
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2016/09/07 税務
申告漏れ相続財産の金額ワースト1
毎年11月頃に国税庁から相続税の調査状況が発表されますが、これによると相続税の実地調査で申告漏れが指摘される相続財産のうち現金・預貯金等の金額が、ワースト1となっています。 「平成26事務年度における相続税の調査の状況について」によると、申告漏れ相続財産の金額の内訳は、現…
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2016/09/06 税務
遺言書と異なる遺産分割はできる?
遺言は、遺言者の意思にしたがって遺産の処分などをしてもらい、相続をめぐる争いを防止しようとすることに目的があります。 したがって、亡くなった人が遺言書を残していた場合には、故人の意思を尊重し、遺言書どおりの相続をすることが基本となります。 では、ある特定の相続人に全部の遺…
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2016/09/05 税務
固定資産税に消費税がかかる?
建物や土地を売買する場合に、売主が負担した固定資産税のうち、未経過分を買主負担として売買代金とは別に、買主に請求するという慣行があります。 例えば3月末に売買があった場合に、3ヶ月分の固定資産税を売主負担とし、残り9ヶ月分の固定資産税相当額を買主が負担するという方法です。…
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2016/09/02 税務
30万円未満のモノを一括経費に
個人事業主も会社と同様に、減価償却資産については、取得価額によって必要経費に算入できる金額が異なります。取得価額が10万円未満のもの …全額取得価額が20万円未満のもの …通常の減価償却費 …
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2016/09/01 税務
実際の輸出者と輸出名義人が違う場合の輸出免税
海外の取引先へ商品を販売するなど輸出取引の場合には、輸出申告の手続きが複雑で時間やコストがかかることから、商社に任せているというケースも多いのではないでしょうか。 「輸出業者は消費税の還付を受けられる」でも書いたように、通常、輸出業者は輸出免税の適用が受けられるのですが、…
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2016/08/31 税務
輸出業者は消費税の還付を受けられる
事業者が納める消費税は、「預かった消費税」から「支払った消費税」を控除して求めます。「預かった消費税」とは、商品の販売時に顧客から販売代金とともに受け取る消費税のことで、「支払った消費税」とは、仕入れ時に仕入業者へ仕入代金とともに支払う消費税のことです。 「預かった消費税…