税務
-
2016/10/12 税務
レシートでは必要経費にならない?
よく頂くご質問に「領収書がなく、レシートだけでは必要経費になりませんか?」というものがあります。 このご質問には、「条件を満たす場合と満たさない場合があるので、内容を確認して判断することになります」とお答えしています。 その根拠について、まず所得税法では、「帳簿書類の保存…
-
2016/10/11 税務
医療費控除10万円の壁と新・医療費控除
「今年は10万円を超えていないから、医療費控除はできない。」これは、確定申告の時期になるとよく聞くフレーズです。 もちろん、たくさん収入がある人は、10万円を超えていなければ医療費控除はできません。 このことが一般的になってしまい、収入に関係なく一律「医療費控除には10万…
-
2016/10/07 税務
青色事業専従者給与の金額の適正額とは?
青色事業専従者の給与について争われた裁決事例をご紹介します。 国税不服審判所裁決事例(平成25年5月29日裁決) この事例は、税理士が妻に対して支払っていた青色事業専従者給与(前年分で1,000万円)が高すぎるとして、国税不服審判所で争った事例です。 先に結論からお伝えす…
-
2016/10/06 税務
車は中古車を買いなさい!?
書籍のタイトルにありそうな本日のタイトル、いったいどういう意味でしょうか? 社用車を購入したいとのご相談を頂いた際に、その選択肢に中古車も含めてご検討頂くことをおすすめする場合があります。それは、中古車を選択する場合の主なメリットとして、次の2つが考えられるからです。 …
-
2016/10/04 税務
予定申告書は出さなくても問題ない
会社の申告は、会社が自ら税額を計算、申告し、納付をします。この申告にはいくつかの種類があり、通常は中間申告と確定申告を行います。ただし、中間申告は、前期の納税額が一定額を超えた会社のみ必要です。もちろん新設会社の場合は、前期の実績がないため、中間申告は必要ありません。 中…
-
2016/09/28 税務
役員登記していない親族への給与等
登記上の役員でない親族に対して給与等を支払う場合には、特に注意しておかなければならないポイントがあります。 役員に対する給与等か、従業員に対する給与等かによって、法人税法上、その取扱いが大きく異なります。 その支払った給与等が、「損金算入できるか否か」という点です。 役員…
-
2016/09/26 税務
税務調査で外注費が給料に⁉
会社が外注費として支払ったものが、税務調査で給料として問題になるケースがあります。外注費であれ、給料であれ、ともに経費であることに変わりはありません。ただし、税務上の取扱いに大きな違いがあります。 一つは、消費税の取扱いについてです。外注費は請負契約に基づく支払報酬なの…
-
2016/09/13 税務
在庫の消費税はどうなる?(免税事業者から課税事業者になった場合)
次の3つに該当する事業者の消費税の計算については、特に注意が必要です。新たに消費税の課税事業者となる簡易課税での申告ではない前年より繰り越してきた在庫がある 消費税は、基準期間(個人の場合には前々年、法人の場合には前々事業年度)の課税売上高などによって、消費税の課税事…
-
2016/09/08 税務
親の土地に子供が家を建てたらどうなる?
親が所有している土地に子供が家を建てるとなると贈与税で何か問題が出てくるのではないか?そう疑問に思う方も多くいらっしゃいます。通常、誰かから土地を借りてその上に建物を建てる場合には、借り手が地主に対して地代を支払います。また、権利金の支払が一般的となっている地域においては…
-
2016/09/07 税務
申告漏れ相続財産の金額ワースト1
毎年11月頃に国税庁から相続税の調査状況が発表されますが、これによると相続税の実地調査で申告漏れが指摘される相続財産のうち現金・預貯金等の金額が、ワースト1となっています。 「平成26事務年度における相続税の調査の状況について」によると、申告漏れ相続財産の金額の内訳は、現…
-
2016/09/06 税務
遺言書と異なる遺産分割はできる?
遺言は、遺言者の意思にしたがって遺産の処分などをしてもらい、相続をめぐる争いを防止しようとすることに目的があります。 したがって、亡くなった人が遺言書を残していた場合には、故人の意思を尊重し、遺言書どおりの相続をすることが基本となります。 では、ある特定の相続人に全部の遺…
-
2016/09/05 税務
固定資産税に消費税がかかる?
建物や土地を売買する場合に、売主が負担した固定資産税のうち、未経過分を買主負担として売買代金とは別に、買主に請求するという慣行があります。 例えば3月末に売買があった場合に、3ヶ月分の固定資産税を売主負担とし、残り9ヶ月分の固定資産税相当額を買主が負担するという方法です。…