還付加算金の申告漏れに注意
- 2016/02/29
- 税務
還付加算金とは
確定申告によって、払い過ぎた税金が還付されることがあります。
例えば、所得税の予定納税を行っていた場合で、確定申告で確定した所得税額より予定納税額が大きかった時などが考えられます。
この場合の税金の還付金には、還付加算金が上乗せされる場合があります。
還付加算金とは、わかりやすく言うと、税務署から支払われる「利息」のようなものです。
この還付加算金は、確定申告をする必要があります。
還付加算金は、数種類ある所得の区分の中でも「雑所得」に区分して申告します。利息のようなものとお伝えしましたが、「利子所得」ではない点に注意が必要です。
もう1つ注意しておきたいのは、還付加算金は軽微な金額であることが多く、申告を忘れやすいということです。
還付加算金の支払いもとは税務署ですので、税務署側は、その所得が存在していることを当然知っています。
それ故に税務署からの問い合わせが起こりやすいといえます。
また、個人事業主の方は、「雑収入」として事業所得に含めて処理してしまう間違いも見受けられますのでご注意ください。
サラリーマンなどが行っている年末調整で還付を受ける方もいますが、この還付金には還付加算金が支払われることはありません。