論より証拠

論より証拠

「融資申込してから融資が決まるまでにどれくらいの期間がかかりますか。」

起業・会社設立をお考えの方から多い質問の1つです。

日本政策金融公庫のHPによると、

「平均的には、3週間程度です。ただし、ご融資の条件などによっては、時間がかかる場合もあります。」

となっています。

もちろん融資申込者の全員が融資を受けられるわけではないのですが、目安は3週間となっています。

ただし、これは平均的な話なので、それよりも長くなることもあれば短くなることもあります。

弊所での最短記録は、窓口に訪問してから融資決定の連絡が届くまでの期間が、「12日間」ということがありました。

12日間と言っても、日本政策金融公庫の場合には面談がありますので、その面談予定日までに1週間ほどありましたから、実際には数日間ということになります。

では結局、融資決定までの期間は何に影響するのかということですが、単純に考えてください。

金融機関もビジネスなのです。

貸したお金を利息とともに返してもらえるのか、それに尽きるのです。

ましてや、創業間もない方については過去の実績もないわけですから、その判断は慎重になってしまいますよ。つまり、そのことを見極めるための時間が必要だということです。それが融資決定までの時間に影響するわけです。

融資決定までの時間をできるだけ短縮したいという相談者には、創業計画書の書き方が重要になるとお伝えしています。

新規開業の方や会社設立したばかりの人は、過去の実績がありませんから、いかに納得させる創業計画書、それも数字で根拠を示せるかが明暗を分けることになります。

論より証拠とでも言うべきでしょうか。

みなさんも夢を数字で見える化してくださいね。