簡単に融資を受ける方法
- 2016/09/29
- 経営
銀行の融資の話題となると、おおよそ次の2つのパターンが多いように感じます。
① どうしたら銀行から融資を受けられますか
② 銀行員が飛び込み営業に来たのですが、お金借りた方が良いですか
多くの場合は、ケース①に該当すると思いますが、中には②のようなケースもあります。
銀行融資がテーマでも①と②は、全く逆の話になります。
どうしてこうも違うのか。
銀行も、①のような融資を望んでいる会社に積極的に融資してくれれば何の問題もなくうまくいくのですが、そこは銀行も商売。
業績を見て判断していますから、いくら言っても仕方がありません。
では、どうして②のような会社、つまり今さほど融資を望んでいない会社に銀行は貸したがるのでしょうか。
そのことがわかれば、「どうしたら銀行から融資を受けられますか?」の明確な答えになるはずです。
その前に、②のような会社との話は、その後だいたい次のような内容になります。
社長 「今は借りなくても資金繰りは全然問題なく順調に回っているのですが。」
私 「ところで、融資の条件はどうでしたか?」
社長 「それが、今の融資よりも良い条件なんですよ。」
私 「ということは、その条件でいくと利息は年間○○円になりますね。」
社長 「はい、そうです。条件が良いので、借りた方が良いでしょうか。」
私 「そうですね。利息が年間○○円ですから、いざまさかの時の保険料と考えても良い程度の金額ではないでしょうか。借りておきましょう。」
社長 「確かにそうですね。利息を保険料と考えれば問題ないですから借りておきます。」
と、こんな感じで話が進みます。
実際、②のような会社は、借りる必要がない会社なのです。
つまり、借りなくても良い会社にこそ、銀行は貸したがるのです。
借りなくても順調に経営しているわけですから、業績はもちろん良いことは銀行も把握しています。
だから貸すのです。
「借りなくても良い経営をすること」
これが、借りやすくするための方法です。
当たり前じゃないかと言われそうですが、それが答えです。
当たり前のことを必死で考えて実行していくしかないのです。
今以上に、借りなくても良い経営に全力を注いでください。
必ず、向こうから銀行員がやってきますから。