月次決算は重要です。 とにかく始めてください!
- 2016/11/10
- 経営
「決算は年1回で税金申告のためだけ」という誤解がとても多いように思います。
年1回の決算ですら理解ができていない場合もあり、まして月次決算となるとその有用性を理解していない方が多いのが現実です。
月次決算がどれほど重要かを何としてでも理解してほしい、そういつも願っています。
月次決算は、毎月決算を行います。
すること自体は年に1回行う本決算とそれほど変わるところはないのですが、その利用目的が大きく異なります。
ある経営者からは、「赤字続きだから見てもしょうがないし、毎月見たくもない。」といったことを耳にすることがあります。
そういう気持ちになるもの理解はできます。
辛いですものね。
しかし、それで良いのでしょうか。
業績が低迷している時だからこそ月次決算の重要性は高まります。
企業を取り巻く経済環境がめまぐるしく変わる現在においては、年に1回決算を組んでいただけでは生き残ることはできません。
月次決算をして、経営状況をリアルタイムに把握する必要があります。
そして、予算の達成度合いを把握し、本決算の予測に役立て、スピーディー、かつ正確な次の一手を打たなければなりません。
それに月次決算は、本決算ほどの正確性は必要ありません。
経営者が、会社の利益の向上、財政の安定・強化に必要な情報として利用可能なレベルの正確性で十分です。
経営面での意思決定が遅れないようにだけ注意しておけば良いのです。
「経営にとって月次決算は必須です。」
このことがお会いした経営者に理解していただけるよう、会計事務所として伝え続けていきたいと思っています。