会社の種類について
- 2015/09/08
- 会社設立
会社とは、会社法に基づいて設立された法人のことをいい、その種類には、「株式会社」「合同会社」「合名会社」「合資会社」の4種類があります。(「有限会社」は会社法の施行に伴い新たに設立する事ができなくなりました。)
おそらく「株式会社」以外の会社については、それほど馴染みがないのではないでしょうか。
総務省が公表している平成25年の会社設立件数によれば、総数96,659件のうち実に81,889件(84.7%)が株式会社です。次いで多いのが合同会社の14,581件(15.1%)です。
合名会社、合資会社についてはそれぞれ84件、105件となっており、ほとんど選ばれておりません。
これらの会社にはそれぞれ次のようなメリット・デメリットが考えられます。
株式会社
メリット |
デメリット |
・認知度が高い ・取締役は1名でも可 ・株主は有限責任となる |
・定款の認証が必要となるため費用がかかる ・決算公告が必要となるため費用がかかる |
合同会社
メリット |
デメリット |
・設立の際のコストが安い ・社員は1名でも可 ・社員は有限責任となる |
・新しい組織形態のため認知度が低い ・「代表取締役」の名称は使用できない |
合名会社
メリット |
デメリット |
・設立の際のコストが安い ・社員は1名でも可 |
・無限責任である ・認知度が低い |
合資会社
メリット |
デメリット |
・設立の際のコストが安い |
・社員は2名以上(無限責任社員1名・有限責任社員1名)でなければならない ・無限責任社員は無限責任である ・認知度が低い |
会社の設立にあたっては、これらのメリット・デメリットを踏まえたうえで、会社を設立する目的に応じてどの会社を選ぶかを判断することになります。