ファクタリングを使った資金繰り
- 2016/02/15
- 経営
ファクタリングとは
ファクタリングとは、簡単にいうと「売掛金」の早期現金化による資金調達の方法の1つです。
ファクタリング会社に手数料を支払う事により、売掛金を買い取ってもらいます。
通常30日~180日程度ある売掛金の入金までの時間が大幅に短縮できるため、投資から回収まで時間のかかる建設業などには有効な資金調達の手段といえます。
ファクタリングのメリット、デメリット
また、融資を受けることほど審査の判断は厳しくなく、素早く資金調達できることもメリットの1つです。
仮に、ファクタリングにより売掛金を譲渡した後に、売掛先が倒産した場合でも、その譲渡金額を返金する必要はありません。
反対にデメリットは、ファクタリング会社への手数料が必要になりますので、売掛金の期日まで待ってから入金されるより、入金額は減ることになります。
また、売掛先企業の同意を得る必要がある場合もありますので、その交渉の手続きに手間暇がかかる場合もあります。
さらに、債権譲渡登記を必要する場合もありますので、同じく手間暇がかかる場合があります。
ファクタリング会社によって、手数料の額、債権譲渡の同意の必要性、債権譲渡登記の必要性、サービスなどにも違いがありますので、それらを総合的に判断してより良いファクタリング会社と契約することが重要です。
ファクタリングはあくまで、資金繰りの手段の1つです。現状の必要性について検討することも大事ですが、より大事なのはいざという時のためにこのような方法があるということを知っていることです。
それが、資金繰りにおけるリスクを軽減させることにつながるのではないでしょうか。